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セクハラ問題の具体例
弁護士が,セクハラの問題としてご参考になりそうな事案を想定し,具体例として挙げてみました。
ケース1 男性から性的関係を強要をされる
20代の女性です。会社の大事な取引先の社長(男性)の接待に初めて同席しました。その社長は気難しい方だと聞いていたので,いろいろと気を使っていたところ,強引に誘われて2次会に行きました。やがて私とその社長2人だけになってしまい,終電の時間も過ぎてしまいました。「君は,まだまだビジネスの勉強が足りない。始発までビジネスの話をしよう」などと言われて,断り切れずに,仕方なくビジネスホテルの1室に入ったところ,いきなり抱きつかれました。「やめてください」と言って抵抗しましたが,結局,肉体関係を持たされました。服を破られたり,殴られたりはしませんでしたが,私としては強姦されたと思っています。強姦として相手を警察に告訴したいのですが。
強姦罪として相手を処罰することは困難ですが,セクハラとして慰謝料を請求することは可能と思われます。強姦罪が成立するためには,抵抗を著しく困難にする程度の暴行・脅迫を加えることが必要です。お客様のケースでは,暴行・脅迫の程度がやや弱いと思われること,場所がホテルの一室でもあり,法律が想定している典型的な状況ではなく,強姦の立証には難があると思われます。しかしながら,セクハラとして慰謝料を請求することは十分可能と考えます。相手が勤務先の重要な取引相手であり,相手はその立場を利用しているとしか思えません。つまり,あなたの「断れない」「断りづらい」という心理的な弱みにつけ込んで性的行為に及んだものと考えられます。しかも,あなたは「やめて」と明確に拒否しておられるのですから,相手の行為はあなたの性的自由を侵害したものと言えるでしょう。
ケース2 女性から身に覚えのない請求を受ける
30代の妻子ある男性です。出張先で観光に来たという女性と知り合いました。意気投合して居酒屋で飲んだ後,ホテルに行き,肉体関係を持ちました。相手は独身だと話していて,翌日も朝食を一緒に済ませ,同じ飛行機の隣合わせの席を取って帰京し,また会おうと約束しました。その間,私は相手に名刺を渡し,妻子がいることを話し,メールアドレスや携帯電話の番号も教えていました。ところが,数日後,相手の女性とその夫を名乗る男性の名前で,セクハラによる慰謝料500万円の支払を要求する手紙が届きました。慰謝料の支払いに応じなければならないのでしょうか。
応じる必要はありません。内容がそのまま事実であるとすれば,セクハラどころか悪質な美人局の被害に遭われている可能性が大です。相手の行為は,場合によっては恐喝罪,脅迫罪等の犯罪を構成し,逆に相手に対して慰謝料請求が可能です。ご依頼いただけば,相手方に弁護士が通知書を送り,要求には応じられない旨,ご自宅や電話への一切の連絡禁止,民事・刑事上の法的手続も取り得る旨を通知し,併せて法的手続の準備もいたします。
具体的に弁護士がどのようなことを行うかは,解決までの手順とあわせてご紹介しておりますので,ごらんいただければ幸いです。
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